ぼやきたくもなる世の中

〜秩序のない現代にドロップキック〜

好きなタイプは?という問いへの最適解を見つけよう

たまには恋バナでもしておこうじゃないか。へへ。

 

 

「好きな異性のタイプは?」

 

さて、私はこの質問が大の苦手だ。

 

 

大体、人をタイプ分けすることが好きじゃない。

今までの彼氏や好きになった人の共通項を見つけようにも、「優しい」とか「話が面白い」とかありきたりなことしか浮かばなくて、じゃあ「優しくて話が面白い」からその人を好きになったのかと考えれば、決してそうではないし、「優しくて話が面白い」人となら付き合えるのかと聞かれればそうでもない。大事なことはもっと別のところにもあるが、それは「その人だから」良かったのであって、そういう"タイプ"が好きで好きになったわけではない。

なんというか、最適で普遍的な必要十分条件がどうしても思い当たらないのだ。

…もうわかってきたと思うが、私はとても面倒な性格である。

 

 

ここから先、私なりに "なんと答えるのが正解なのか?" を考えていきたいと思う。

ちなみに最近よく聞かれるので勢いで書き始めているが、答えが出るかはわからない。今のこの段階では、答えは全く持って見つけられていない。

 

 

大丈夫かこれ。

まぁ知らんけど。 

 

 

▶︎絶対にしてはいけない回答その1:「好きになった人がタイプ」

これが間違った回答なことは明白である。よく考えてほしい。

 

 変数xを人のタイプ、関数fを人を表すもの(変数にxをとる)、関数gを自身が人を判断する際の装置とする。

(安心してほしい、この時点で自分が何を言っているのか私もわからない。)

 

x∈好きなタイプ ⇒ g(f(x))→好きな人 となる時、x(∈好きなタイプ)を一つ以上挙げよ。

(一応何を言いたいのか全くわからない全ての人に説明するとすれば、

 a,b,c∈x, a=塩顔, b=深みのある声, c=優しそう

 f({a,b,c})=高橋一生

 g( f({a,b,c}) )→好き

 といった感じだ。伝わっただろうか・・・?)

ツッコミどころ満載の問いだがそこには目を瞑っていただくとして、この問いに対してこんな回答をして誰が満足するだろうか?

 

 

   x=f(x)以外に何があるんだよ。

 

 

                    」

0点!!!0点だこんなの!!!!!!

私はそういうことを聞きたいんじゃないっ!!!!!!!!

よく聞いてほしい。私が求めているのは、xという要素であって、f(x)ではない!

その!!f(x)の!!!その中身に入る!!!xはなんだ!?!?

xは!!!!なんだ?!?!?!?1?!?

 

 

 

お気づきだろうか。

1回、Shiftキーがうまく押せていなくて「!」が「1」になってしまった。明らかに、興奮しすぎである。

 

 

・・・問いと答えが対応していない。ということは、非常にむず痒い、というか論外なことなのである。私が怒るのも当然なのだ。

 

 

まぁ簡単にまとめてしまえば、「え、タイプ?うーん、、、好きになった人がタイプ、っていうか〜///?」みたいなこと言う女ってなんか鼻につかない?という話だ。いや絶対に違うが、先に進むと決めた。決めたったら決めた。ブンブン!!

 

 

 

 ▶︎絶対にしてはいけない回答その2:芸能人の名前

 私は中高生の頃、向井理にどハマりしていた。先ほどの変数xを列挙すると、端正な顔はもちろん、あの深い声、高い身長に長い脚、誠実そうな眼差し、レディーファーストを徹底する姿勢、たまに見せる無邪気で子供っぽい言動ーー。考え出したらキリがない。

私が向井理を好きだったのはかれこれ6年以上前の話だが(!!)、実は当時の名残で、今でも自室には向井理のポスターが貼られている。剝がす理由がないからだ。

 

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今は特別拝むこともないが、逆に言えば彼はもう私の部屋の一部として溶け込んでしまっているのだ(え、キモい)。

たまにテレビで向井理を見かけると、

「(もはや私の部屋の一部になっている)向井さんだ!頑張ってるな〜」

と変な気分になる(え、え、とてもキモい)。

 

 

ん゛ん゛んっ、(咳払い)

さて高校時代、友達との会話は"絶対に"と言っていいほど、こういう風になった。

友「どんな人が好きなの?」

私「んー、芸能人だと向井理が好きだな!」

友「あー、ああいう顔が好みなんだ?面食いだね、理想高い〜笑」

私「いやいや、顔だけじゃなくて、声もいいし、」

友「あー、声フェチなの?わかるなぁ〜」

私「うーん…まぁあと、背が高くてすらっとしててかっこいいし、」

友「やっぱり身長大事だよねぇ〜」

私「いや別にそこ重視してるわけじゃないけど…あとやっぱり、誠実そうなところ!」

友「あのさ、芸能人なんて裏ではどんな人かわかんないんだよ?夢見すぎ〜笑笑」

 

 

………………………………。

 

うぜぇ。

 

うぜぇ。

 

 

そういうことじゃねぇ。

何もわかってねぇ。

いやごめん、向井理とかいう完璧人間の名前を出した私が悪かったね。。。

はい。はい。。。散った散った。。。かいさーん。。。

 

 

・・・つまり、「どんな人が好きか」という問いに対して、固有名詞で答えてしまうのは絶対にアウトなのだ。固有名詞を答えてしまったら、それはただの「好きな人」であって、「どんな」という部分には対応していない。

この状況は、先ほどの例だと

 

 

   x=f(x)しかないよねっ!!☆

 

 

                   」

のかなんとか言っているのと同じなのである。知らんけど。

(さっきから知らんことばかりじゃないか。)

そして恐ろしいことに、皆が知る芸能人のようなf(x)を言ってしまった場合、各々のイメージの中にあるx(=その人を構成する、「タイプ」と表現される要素)を勝手に連想され、勝手に納得されてしまうのだ。

その結果、己の "好きなタイプ" は一人歩きしてしまう。そんなことが、あっていいのだろうか、いやーー。

 

いや、まぁ知らんけど。

 

 

とにかく問いを忘れてはいけない。

私たちは、要素xをはっきりさせなければいけないのである。

 

 

▶︎そもそもタイプとは?

 

よく考えてみれば、タイプと一口に言ってもいろいろなジャンルがあるのではないだろうか。

 

例えば、「優しい」「面白い」「真面目」「引っ張ってくれる」などの性格面におけるタイプ。

さらに、「かっこいい」「黒髪」「綺麗な二重」「背が高い」などの外見におけるタイプ。

 

それだけではない。"行動パターンで分類するタイプ"はどうだろう?

 

 

▶︎【提案】行動パターンに見出す好きなタイプ

 

 さて、ここで"行動パターンで分類するタイプ"に注目してみる。

私が提案する"行動パターンで分類するタイプ"とは、ある状況において、どういう行動をとり、どういった思考を巡らせるか、でタイプ分けするものである。

 

 

どういうことか?簡単な例で言うと、

 

「いかなる状況でも優先席には絶対に座らない」タイプ

「優先席が空いていると、周りの状況がわかっていても座るか迷いが発生する」タイプ

「優先席は譲る必要がある人がいない場合は、抵抗なく座る」タイプ

「優先席に座ることに抵抗がなく、譲ろうとも思わない」タイプ

←優先席を前にした時の思考・行動

 

「店員さんにはフランクに接する」タイプ

「店員さんには馬鹿丁寧に接する」タイプ

←店員さんを前にした時の思考・行動

 

みたいな感じだろうか。

 

 

具体的な行動の話からなら、普遍的なものが見出しやすく、話を広げやすく、そして何か言い返されても柔軟性が効くのではないかと思うのだ。

 

 

▶︎【ついに発見】私の好きなタイプ

 

ということで、私の理想のタイプを考えてみた。というより、ある時ふと思いついたものだ。

 

発表します。コホン。

 

ドゥルルルルルルル…

 

デーン!

 

「満員電車の中の方から降りる時に、前にいる人を押さない」タイプ

 

 

これで決まりだ。決まりだー!!

あー、やっと、これからは、聞かれてもすらっと答えられる。

 

 

え、そこ?と思う方もいるだろうが、これ完璧な回答なんじゃないかなと自分では感動している。

 

まず、「電車に乗ること」は日本人にとって身近な話題であるため、「満員電車に乗っている」シチュエーションが想像しやすく、良い仮定ではないかと言える。電車に乗る習慣がない人は・・・まぁなんとなく想像してみてよ。わかるじゃん?なんとなく。ほら・・・ね???汗

もう危なくなってきた。沖縄出身の人とか絶対にピンとこないじゃん。 

 

そして、細かい設定だが、降りる駅はそこそこ人が降りる駅だとする。つまり、電車が駅に停車している時、車内での人の動きは多いと場合を想像してほしい。そしてこの状況で、さらに私が提示しているような電車の中の方にいる場合は、扉が開いてしばらくは人が動かないという状況である。最初は扉付近の人が降りていくからだ。

想像できているだろうか?オッケー?ついてこれてる???もう流し読み???わかる〜〜〜。

 

で、上のような状況にいる場合、つまり「満員電車に乗っていて、そこそこの乗降数がある駅で電車の中の方から降りる」人は、以下のようなタイプに分かれるように思う。

「声を発さず前にいる人を押す」タイプ

「声をかけながら前にいる人を押す」タイプ

「声をかけながら前にいる人が動くのを待つ」タイプ

「声を発さず前にいる人が動くのを待つ」タイプ

ちなみに声をかけるというのは、『すみません降りまーす』みたいなやつだ。

押す、というのは、こう、無理矢理進んでいこうとする感じだ。

オッケー??想像できた??さぁあなたはどれ???

 

 

で、私がいいなと思うのは下の二つ。つまり、「前にいる人を押さない」タイプの人だ。声は発しても発さなくてもどちらでもいいかなと。そして同時に、「前にいる人を押す」タイプを少しだけ嫌煙する。そちらの話から攻めた方が話がわかりやすそうだからそうしよう。

 

《自分は降りたい。しかし扉までにはたくさんの人がいる。扉が閉まるまでの時間は決まっている。早く降りたい。ああ、前の人邪魔だな、(押す)》

だから、我先にと前にいる人を押して押して、人の流れを無理やり作って出て行こうとする人がたくさんいるのだ。この心情は正直ちょっとわかる。

しかしこのような「前にいる人を押す」という行動からは、「せっかち」「相手の立場になって物事を考えない」「自分の都合を最優先に考える」等の特性が見て取れる。だから嫌だなぁと思ってしまう。大袈裟だと思うだろうか?確かに大袈裟だよね。

 

正直「押す」タイプに対してそこまで負の感情は持っていないが、こうなったらもう徹底的に書くぞ。

 

【前にいる人を押す行動から読み取れる特性解説(筆者の独断です)】

・せっかち

→扉付近に人がある程度動いた後じゃないと中の方にいる人はどうせ出れない。なのに押すということは、これすなわち、待てない人。Oh, せっかち。

・相手の立場になって物事を考えない、自分の都合を最優先に考える

→前にいる人だって降りたいと思っていて、でも動けないだけかもしれない。Oh, 相手の立場になって物事を考えない。そしてそんなことお構いなしに、降りたいという気持ちが先行して前にいる人を押してしまう。これすなわち、他人の都合を考えられない人。Oh, 自分の都合を最優先に考える。

 

 

あっ、どうしよう。内容薄くない?なんか。

正直「押す」タイプに対してそこまで負の感情は持っていないということがバレバレだ。ディベートで自分の本来持ってる意見とは違う意見を主張しなくちゃいけなくなった時に、途端に弱くなるタイプの人間だ私。

 

 

 

、これに比べ、「前にいる人を押さない」タイプの人は、他人の立場に立って物事を考えられる余裕があったり、せかせかせず待てる余裕さがあったり、、、、

 

 

 

 

あッッッ。

 

 

 

え、見つけたんじゃない??

 

 

 

私の好きなタイプ、「余裕がある人」で十分じゃない???????

 

 

 

 

おわり。